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キリスト教雑誌「共助」に証が掲載されました(5)

キリスト教雑誌「共助」に、当教会5人の証が掲載されました!

 

証 5

よき力に守られて(Y.K)

 

 近年、共助会で、地方会員や地方教会のことをもっと取りあげて行こうということになった。 ひばりが丘北教会は北を埼玉県と接する西東京市にある会員30名程の教会である。小寺徹牧師・雅子伝道師が子育てとともに西武鉄道のひばりが丘駅近くに開拓伝道を始めた。現在35周年目。私が神学生4年の時、日曜日の派遣教会でした。教会の皆さんに大変お世話になった。後、赴任先の浜松ウェスレアン教会では初めの3年間、小寺牧師が教団委員長で主任牧師だった。遠くからよく問安してくださり指導をうけ教会員とも親しい関係を築かれ教会堂の移転も相談に乗ってくださった。ついに会堂の買い替えと献堂式がすんだ時、後任牧師夫妻がすぐに与えられたので、東京に戻るに際して、かつて温かく迎えられたひばりが丘北教会に、協力牧師としてお願いして受け入れていただいた。

 

 現在、教会員の人がすすんで、カフェや子ども食堂や、英語の聖書を読む会などを楽しく行っている飾らない協力関係は、教会ならではの温かさを感じさせる。コロナ下で中断したもあったが、その雰囲気は、以前の、毎週礼拝後の愛餐会や、バザーや子ども会、夏季教会キャンプなどの取り組みの経験が大きいと思わされた。以前、雅子先生を中心に8年間、市の委託で行った保育園ジョイフルの保育士さんの数名が率先して、教会外から、子ども食堂の調理ボランテアに参加してくださっている。また作業中、ボランテイア同士、互いに信頼と親愛が笑顔となって疲れをいやす。どのボランテイアにも子ども達や人々に、おいしく食べてと細やかな愛の思いを感じさせる。保育園から育った子どもたちが子ども会に来ているのもうれしい。先日、教会バザーの反省会の時、担当者の教会員が、「バザー開催の前後、近隣や、町内会に小寺先生夫妻が丁寧にあいさつをして回っていることを知って、それらもバザーが毎回続けられる理由だと思った」と語った。私が神学生の派遣の時、小寺先生は、清瀬の病棟に人を問安し、教会には、病いや老齢で弱くされた人々をいつも温かく迎え訪問していた。そんな雰囲気が、教会員にも伝わり、お年寄りにも若者にも、気さくに声を掛け合い、祈り合う姿がある小さな教会だと思われた。西東京市の福祉協議会の人は、カフェは、人々の安らげる居場所づくりの観点から、また、子ども食堂は衛生管理がきびしく、毎回、見学に来ているが、「温かい雰囲気」と好評だったそうだ。地域の企業からたくさんの献品もあり子ども食堂で配っている。子連れのお母さんや家族や、お年寄り、そして元気のいい子どものグループがくつろいで食べているのを見ると本当に作り甲斐がある。「神の国はあなた方のただ中にある」とのイエス様の教えが心に響く。(ウェスレアン・ホーリネス教団 ひばりが丘北教会牧師)