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説教要旨
使徒言行録 7:54~60 「ステファノの信仰」 木村 葉子 師
主イエスが十字架にかけられて殺されたのは旧約聖書の預言、「事実、この都でヘロデとポンティオ・ピラトは、異邦人やイスラエルの民と一緒になって、神が油を注がれた聖なる僕イエスに逆らいました。」(使徒4:27)。この迫害は復活のイエスに力をいただいて福音を宣教した弟子たちにも起こりました。聖霊の力でイエスを主と信じる者が急速に増えたと同時に、福音に反発し憎み侮辱し迫害するものも増えました。それは主イエスを殺した理由と同じです。
エルサレム教会は成長し信徒は、献金で貧しいものを助け、財産を共有いました。慰めの子と呼ばれたバルナバが畑を売って寄進しました。主イエスの再臨・終末をま近に感じていたからです。ユダヤ教の多くの祭司たちもキリストの復活を信じて福音がユダヤ教の中に深く浸透していきました。信仰と聖霊に満ちていたステファノは教会の奉仕役員として選ばれました。ローマ軍捕虜から解放されは欧州からエルサレムに帰還したユダヤ人たちが、彼の語る福音に反感を募らせ恨み、「モーセと神を冒涜している」と偽証人に言わせ民衆や指導者・律法学者を扇動して最高法院に引き出しました。ステファノは旧約聖書で預言者が語る神の言葉に反抗し、殺害してきたように、イエスをメシアと認めず殺してしまったと告発するといよいよ彼らは怒りました。彼はその時、霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立つイエスとを見たのでした。彼らはステファノを石打ちで殺し教会の初めての殉教者が出ました。彼は十字架上のイエスのように「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と彼らを赦しました。
戦争中80年前の6月26日未明、早天祈祷会をしていた全国の教会に官憲が入り牧師を逮捕するホーリネス教会弾圧が起こりました。天皇を罪人とする教義が皇室冒涜罪にされ見せしめにされたのです。国内と上海、満州を含め124名が逮捕され投獄され内7名が死亡し全国の300の教会が解散されました。今は「信教の自由の権利」が保障されていますが、迫害はあります。信仰を固く持って全うしましょう。